
「THE JUON/呪怨」でハリウッド・デヴューを果たした清水崇監督、数々のホラー作品を手がける売れっ子脚本家・小中千昭といった面々が参加した本作は、単に即物的な恐怖描写だけを見せつけるホラー映画とは一線を画す出来だ。ただし「ホラー番長」シリーズの1本としてこの作品を見た場合、いささか困惑を禁じ得ないというのが正直な感想だ。どうも作り手たちが、目下世界的に注目を浴びるJホラーの、その方法論にどっぷりと淫してしまい、観客を怖がらせるといった本来の目的が抜け落ちてしまっているように感じてならない。一種の“考えオチ”と言うか、断片的に散りばめられている映像を手がかりに、作り手たちの思いに気持ちを馳せながら、この甘美な悪夢を漂うことこそが、本作を楽しむキモと見るが…。 (Amazon)
2004
出演:塚本晋也、宮下ともみ
監督:清水崇



